1948-02-05 第2回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号
それから從來貸付けております世帶數を、これは現實の世帶數がはつきり掴めませんから、今までの總豫算を大體平均、從來は三千圓になり、それが五千圓になり、こういうふうに上つておりますので、大體平均假に四千五百圓くらい一世帶に行つておるとすれば、このくらいになろうかという計算で出しましたのが、大體三十七萬世帶くらいになる。今までの分が……。
それから從來貸付けております世帶數を、これは現實の世帶數がはつきり掴めませんから、今までの總豫算を大體平均、從來は三千圓になり、それが五千圓になり、こういうふうに上つておりますので、大體平均假に四千五百圓くらい一世帶に行つておるとすれば、このくらいになろうかという計算で出しましたのが、大體三十七萬世帶くらいになる。今までの分が……。
それは第一の更生資金は十六億圓でありますが、それは當初一世帯三千圓、後に五千圓になりまして、我々には的確な資料を持つておりませんから推定出来たわけでありますが、それを一世帶四千圓と假定いたしまして二十五萬世帶であります。その中引揚者は大體九割近くが借りておりますので、約二十二萬五千世帶の引揚者がこれによつて更生しつつあるのであります。
その金額をお知らせ願えないといたしましたならば、この根據に基くところの世帶數、いわゆる先日厚生大臣は大體九十萬世帶、又百萬世帶と見ている、こういうお話が一遍あつたのでありますが、このブランクになりました一月、二月、三月をどのくらいの世帶数を以て行こうという計畫をお持ちか、それから新らしい豫算に對しては何十萬世帶を根據としてやるか。
請願にも書いておいたのでありまするが、生業資金需要者は、なお今までの引揚者でも五十一萬世帶ありまして、現在の平均貸付五千圓をもつていたしましても、約二十五億圓の緊急放出を必要とするのであります。
殊に住居の問題においては、まだ四百萬世帶近いものが、住む家がないという實情でございます。たといまた家のあるものとしても、さいわいに屋根の下に住んでおるとはいえ、四疊半あるいは六疊というような狭い部屋に、二家族あるいは三世帶という多くの家族が雜居いたしておるという實情でございます。しかも燃料も非常に不足いたし、纎維製品もほとんど見るべき配給もないというような實情でございます。
御承知のように、都市の數は大體全國で二百八ばかりあり、その總戸數は大體算定いたしますと六百萬世帶ほどあります。それに一世帶十グラムずつ配給いたしますと、六十トン餘の配給量になるわけであります。そのほかの四千トンを先ほど申し上げました炭鑛とか肥料、鐡鋼、醫藥用に振り向けておるわけであります。
ただ財産税におきましては、四十萬世帶の人が大體において課税を受けたわけでありますが、それ以外の大部分の人は何ら財産税には關係がなかつたわけでありますのと、また一面に家屋建物及び動産の評價は、必ずしも重い負擔であつたというふうにも考えられないのでありまして、その後の情勢はむしろ、家屋動産に對する特別な擔税力があるとさえ言われておるような次第であります。
しかも住居の問題、これまたはなはだ不自由を極めまして、三百八十五萬世帶は未だに家がないと申しておりますし、さいわいにして屋根の下に住んでおります者でも、六疊、四疊半に二家族一緒に住んでおる。またそんなひどい状態でないまでも、窮屈な間借りの生活をしておるということは、今日あたりまえだという状態であります。
現在日本には家のない家族が三百八十五萬世帶を算えるといつておる。そのために六疊一間が部屋代三百五十圓、權利金一萬圓もしておるという、こういう大きなやみが行われておるのでありますが、その一方において、十月六日の朝日新聞の投書欄に、國鐵と文化住宅という投書がある。
それで現在申込需要者と考えられているものが五十一萬世帶あるのでありまして、これに平均五千圓ずつ貸付けるといたしますならば、二十五億圓がただちにいるのであります。この二十五億につきましては、昨年末政府當局も大體原則的に御了解を與えておられたと存ずるのでありますが、今伺いますと八億圓見當ということであります。
かりにこれだけを全部放出してしまつたといたしましても、三十數萬世帶以上には貸付ができないことになります。百萬に近い世帶數に對して三十數萬世帶では、まだあと六十何萬世帶というものが、そのままに放置されるという状態にあります。
○穗積眞六郎君 只今厚生大臣から生業資金のことについて非常に詳細な御説明を承りまして有難うございますが、結局生業資金のいろいろ問題につておりますのは、一つは十億とい總額では、百萬世帶もの引揚者に對して少いというのが根本の問題だつたであります。